昨年12月に開かれた中教審総会では、学習指導要領の改訂と合わせて「多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成を加速するための方策について」が諮問された。教員の養成・採用・研修は現在もさまざまな改革が進行中だが、なぜそれを加速させる必要があるのか。文 ...
中教審の「質の高い教師の確保特別部会」の第15回会合が1月24日、文部科学省でオンラインを併用して開かれ、同省担当者が、今後の教師を取り巻く環境整備に向けた制度改正の方針などを説明した。この中で、学校の働き方改革の加速化に向けて、全ての教育委員会で取り組み状況を「見える化」したPDCAサイクルを構築するとともに、自治体内で首長部局や保護者、地域との連携を促進する仕組みづくりを進める方針が示された。
ほとんどの都道府県で、特別免許状を授与された人を対象にした研修が行われていないことが1月24日、文部科学省の調査で分かった。同省は、特別免許状を授与されて教職に立つ人は不安を覚えることもあるとして、教職に関する研修を積極的に実施するよう呼び掛けている。
多様な専門性を持った質の高い教職員集団の形成の加速に向けた方策が諮問されたことを受けて、中教審初等中等教育分科会教員養成部会は1月24日、第146回会合を開き、諮問の検討事項に関する議論をスタートさせた。委員間の意見交換では、大学関係者から教職課程の単位が多過ぎることを問題視する意見が相次いだ。
自民党の国会議員らでつくる「Children Firstの子ども行政のあり方勉強会」の第41回会合が1月23日、参議院議員会館で開かれ、「医療と教育の連携による不登校・発達障害支援」をテーマに意見が交わされた。この中で、都内の子どもクリニックで「医療教育コーディネーター」として不登校の子どもなどを支援している元小学校校長が活動内容を発表するとともに、「不登校対策や適応の難しい子どもへの対策で効果を ...